熊本労災病院

メッセージ

院長から一言

当院の診療科は院内標榜を含めて26あり、人工透析や白血病を扱う血液内科の機能が無いことを除くと、現在の医療に必要な領域が概ねそろった基幹病院です。また、多くの専門診療科があるとはいえ、大学とは異なり、市中の一般的な病気をもった患者さまが、まだ診断が確定しない時点から紹介されて来られる、という初期診療の醍醐味にもあふれています。救急医療では、年間4000台の救急車を受け入れる熊本県南の砦的存在で、研修医の先生にも指導医の下でのファーストタッチを積極的に担っていただいています。そのような一般医療の他に、南九州で唯一の労災病院として、労災疾病の予防治療や就労と治療の両立支援など、時にフィールドに出て広く勤労者医療の実践を行う病院でもあります。

そのような元気な病院で、多くの医師が、和気藹々、専門を活かしながら互いの垣根低く診療に従事し、これがそのまま研修医の先生への研修内容に反映されます。医師以外の優秀なスタッフもみんなで診療を支え、また直接研修医を育てる役割にも一役かってくれます。充実した研修指導体制の中で、しっかり勉強し、技術を身につけ、時に交歓し、またゆっくりした自分の時間も持ちながら、医師としての人間を高めていくことを期待しています。

研修センター長からのメッセージ

松村 敏幸(循環器内科)

個性溢れる8人の組み合わせからしか生まれない多様性に富んだインターン

研修医のみんな初期研修修了おめでとう!

晴れ晴れしく見事なまでの症例発表会でした。日々偽りなく、真剣に二年間取り組んできた成果だと思います。研修医日記で宮﨑真衣先生が熊本労災を研修病院に選んだ理由として「(先輩研修医の)表情が明るくいきいきとされていた」と書いてくれましたが、まさに君たちの学年こそが、自然体で、賑やかで、底抜けに楽しくキラキラと輝いていました。

心優しい8人の個性から生まれる多様性こそが、今年熊本労災を卒業した研修医の本質だったんだなあと思い、この文章を書きながらちょっぴり感動し、懐かしい感傷に浸っています。 さあ次のキャリアへのステップアップです。まさに熊労で体験し学んだことを実践することで、先生方々の、そして僕ら研修指導医の真価が問われます。無限大に広がる可能性にチャレンジを続けていってください。

研修医からのメッセージ

安倍 悠乃(熊本県出身)

Q.熊本労災病院を選ぼうと思ったきっかけは?

私が当院での研修を選んだのは、学生時代に外科の研修で1週間お世話になる機会があり、先生方やコメディカルの方々が優しく、病院全体の雰囲気も良いと感じたからです。当時の研修医の先生に当院の研修病院としての良さを熱弁され、こんなにお勧めできる病院ならまず間違いはないだろうと思ったのもあります。

Q.コメント

当院の研修は、1年時は内科6ヶ月のローテから始まります。初めは何もかもわからない状態から始まると思いますが、カルテの書き方やオーダーの仕方、病棟管理の基本など基礎的な部分を内科ではじめに学ぶことができてよかったです。上級医や看護師、コメディカルの方も面倒見の良い方が多く、気軽にわからないことは聞くことができる環境であるのもありがたいです。 院外では、日奈久温泉にある旅館に泊まりに行ったり、ラフティングに行ったり、公私ともに充実した研修になりました。興味ある方はぜひ一度病院見学に来てみてください。

髙田 遼(熊本県出身)

Q.熊本労災病院を選ぼうと思ったきっかけは?

病院見学に伺った際に、研修医の先生方が優しく、なんとなく雰囲気のよさが伝わってきたことが大きなきっかけだったと思います。また、診療科間の垣根が低いだけでなく、他業種の医療スタッフともコミュニケーションがとりやすい環境であるとお話を聞き、働きやすそうな職場だと感じたのも労災病院を選んだ理由の1つでした。

Q.労災病院の研修で良い点

労災病院では1年目で必修診療科の多くの研修があります。そのため2年目はほとんどの期間のカリキュラムを自由に組むことができ、必修で1通り研修した後に、自分の興味のある診療科を中心にまわることができます。労災病院と連携病院にてほとんど全ての診療科が揃っており、その中から自由に選択できるのは魅力の1つだと思います。 また、各診療科では主体的に診療に関わらせていただけて、様々な検査・手技も指導医の監督のもと行うことができます。特に自分の進む診療科の研修では、より専門的な指導をしていただけるので大変勉強になります。

牧田 真之(北海道出身)

Q.熊本労災病院を選ぼうと思ったきっかけは?

宮城君(同臨床研修医)に誘われたため。
院長先生のお人柄

Q.これから取り組んでいきたいことは?

4月からは救急専攻医として働くため、根拠に基づいた医療を実践していきたいと思っております。

Q.コメント

要領が悪く、ご迷惑をお掛けすることも多々あったかと思いますが、2年間伸び伸びと学ぶことができました!!当院には救急科はありませんが、その分各科の先生のご指導を直接受けられ、幅広い知見を得ることができます。 熊本市や福岡にも新幹線ですぐに行けますし、本当に良い病院ですね~!

松岡 亮佑(熊本県出身)

Q.熊本労災病院を選ぼうと思ったきっかけは?

八代出身ということもありますが、病院スタッフの方々の雰囲気が優しかったため選ぼうと思いました。

Q.コメント

労災病院に来られたことがある方は分かると思いますが、相談や質問しやすい先生方ばかりです。救急外来や当直も必ず指導医の先生がいてくださるので安心して研修できます。 また、病院が新八代駅に近いので休日は気軽に熊本市内や博多に遊びに行けます。

松田 崇秀(熊本県出身)

Q.熊本労災病院を選ぼうと思ったきっかけは?

病院見学に来て、先生方やコメディカルの方々の人柄の良さ、病院自体の雰囲気の良さに惹かれました。診療科が揃っており、救急外来も疾患、年齢の幅が広く充実している点も魅力的でした。

Q.コメント

先生方がとても優しく、何でも教えてくれます。診療科毎の垣根が低く、他科の先生にも相談しやすいです。手技的な部分も経験する機会は多く、初期研修中に学ぶべき手技のほとんどは経験できると思います。

簑島 弘(神奈川県出身)

Q.熊本労災病院を選ぼうと思ったきっかけは?

熊本大学の内科系クリクラ実習で上級医にお勧めの研修病院を伺ったところ、複数の先生より労災病院を勧めていただいたのがきっかけでした。病院見学では、救急当直の研修医が外科系・内科系の上級医の指導の下、テキパキと自律的に対応している姿に感動し憧れ、志望するに至りました。

Q.コメント

バランスが良いところです。県南の医療を支える急性期病院のため多数の患者さまが集まりますが、研修医の救急当直は準夜帯に設定され翌日業務に支障が出ないよう配慮されています。内科系・外科系ともに診療科が幅広く、診療科間の連携も盛んですので、将来進みたい診療科が決まっている方にもまだ迷っている方にもおすすめです。

宮崎 真衣(熊本県出身)

Q.熊本労災病院を選ぼうと思ったきっかけは?

熊本県内で研修を考えていました。志望科が決まっていなかったので幅広い科がある病院がよかったからです。当院は腎臓内科・血液内科・精神科のローテが院内ではできませんが、希望すれば市内の病院での研修を手配してもらえます。また、見学に来た際に研修医の先生たちの表情が明るくいきいきとされていたからです(他の病院見学では、明らかに疲れた研修の先生たちの姿を拝見することがありました・・)。実際に働いている現在も、当直勤務も11時までの準夜帯であり、日中も科ごとにメリハリのある研修ができています。年間で、夏季休暇5日+有休休暇5日以上が義務付けられていて、リフレッシュもできます。メンタルケアの面談も年に数回あり、あらゆる面でサポート体制はバッチリです。研修医はERなどで各科にコンサルをかけることが多いのですが、当院の指導医の先生方は各科の垣根が低く、その際に何の気兼ねもなく電話を掛けられるというのも有り難い点です。

Q.コメント

出身県はどちらでも、ぜひ見学へお越しください!6年生のときに見学すると、次年度の2年目研修医と会えます。熊本市まで新幹線で10分程度なので、気軽に市内に行けます(通勤もできます)。医局の雰囲気もよく、あたたかく迎えてくれます。ぜひ研修にきてください!

宮城 大智(沖縄県出身)

Q.熊本労災病院を選ぼうと思ったきっかけは?

まず病院見学の際に先生方含めスタッフの方々が優しく、病院全体の雰囲気がとても良いと感じました。また、市内の救急病院と比較すると指導医の先生方と研修医の距離が近く、色々と質問しやすそうだなという印象を受けたからです。加えて、先輩方の話を聞いて、比較的自分の時間が取りやすいと感じたため、自分のモチベーションに合わせて勉強したり休息を取ったりすることができそうだと思ったからです。

Q.コメント

労災病院を一言で表すと、本当に雰囲気の良い病院で医師生活のスタートを切るには最高の場所だと思います。例えば、24h365日使えるシュミレーター室があり、そこにはCV練習キットや挿管練習用の人形などが置いてあります。ここで僕たち研修医はイメージトレーニングをし、手を動かしながら手順を覚え、実際の現場で指導医の先生と一緒に手技を行うことができます。また、指導医の先生は本当に優しい方々が多く、研修医の質問に嫌な顔せず答えてくれます。さらに見守りながら色々と手技をさせてくれる先生方が多いので本当に多くの事を学ぶことができます。2度言いますが、八代は地域的にゆっくりしているせいか労災病院は本当に雰囲気の良い病院です。まずは是非見学にきてください。

研修医募集について

意欲的な方からの募集をお待ちしております。