熊本労災病院

リハビリテーション科

 リハビリテーションは様々な疾患や外傷によって生じた障害に対して、その評価と診断のもとに必要・適切な治療を行なうもので、食事、移動、排せつ、更衣、整容などの日常生活動作(ADL)を自立して行い、かつ日常生活関連動作(IADL:買い物、調理、洗濯、掃除など)も快適に遂行でき、介助量を軽減して生活の質(QOL)を高め、復学、復職、家庭復帰を目指します。

 当院では急性期脳血管障害、整形外科疾患、脊髄損傷、各種神経疾患のリハビリはもとより、心臓循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、泌尿器科疾患等で安静臥床が必要な患者さまに生じやすい「廃用症候群」の予防を目的としたリハビリも、入院または手術後の早期から行っています。

お知らせ

現在お知らせはございません。

特色

 当院はリハビリテーション総合承認施設であり、昭和29年の熊本労災病院開設当初から内科、外科、整形外科と同時に設置されて重要な任務を与えられたとともに、地域のリハビリテーション中核病院として入院及び外来診療を行っています。
 スタッフは、リハビリテーション科医師2名、理学療法士16名、作業療法士9名、言語聴覚士4名、診療助手3名で構成されています。
 概要に記載のある急性期リハビリテーションだけでなく、脳卒中後遺症に対してのボツリヌス毒素を用いた治療や義肢・装具療法、嚥下障害、小児疾患のリハビリなど幅広く実施しています。
 入院リハビリテーションとしては、ベッドを有し、家庭復帰を前提とした各種疾患の機能回復訓練や家屋環境調整に重点を置いています。
 リハビリの継続が可能な医療機関への転院やリハビリスタッフの勤務する施設との連携も行っています。

専門疾患領域

  • 脳血管疾患
  • 脊髄損傷
  • 頭部外傷(高次脳機能障害)
  • 嚥下障害
  • 神経筋疾患
  • 骨関節疾患
  • 四肢切断

検査・治療など

  • 理学療法
  • 作業療法
  • 言語療法
  • 高次脳機能検査
  • 嚥下造影検査(VF)
  • 嚥下内視鏡検査(VE)

スタッフ紹介

松村 直樹

役職
リハビリテーション科部長
所属学会
日本リハビリテーション医学会専門医、がんのリハビリテーション研修ワークショップ修了、日本老年医学会東海支部主催高齢者医療研修会研修修了