熊本労災病院

糖尿病・代謝内科

 現在、我が国での糖尿病患者数と予備軍の合計は2000万人超とされ、40歳以上の実に3人に1人は、それらに該当すると考えられます。糖尿病や脂質異常症、高血圧症といった病気は、自覚症状をあまり認めないために放置されることが多い疾患であり、そのためこれらの疾患により心筋梗塞や脳卒中といった重篤な疾患を発症する方が後を絶たないのが現状です。

 糖尿病代謝内科では、このようにますます増加している糖尿病をはじめとした生活習慣病の診断・治療・教育を中心に、その他甲状腺機能異常(橋本病やバセドウ病など)・甲状腺腫瘍をはじめとした内分泌疾患の診断・治療を行っております。また栄養サポートチー厶の一員として、他科入院中の患者さまの栄養管理・血糖コントロールを行い、術後合併症の減少等にも大きく貢献しております。

お知らせ

現在お知らせはございません。

スタッフ紹介

金子 健吾

役職
糖尿病・代謝内科部長
所属学会
日本内科学会認定医、日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本内分泌学会、日本臨床栄養代謝学会、日本甲状腺学会

岩下 晋輔

役職
第二糖尿病・代謝内科部長
所属学会
日本内科学会認定医・専門医、日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本内分泌学会、日本循環器学会、日本救急学会

吉田 知史

役職
所属学会

今井 佑衣子

役職
所属学会

診療実績

患者数等(令和2年度実績)

入院患者数 2,356人(6.5人/日)
外来患者数 6,864人(28.2人/日)

検査実績

検査件数(令和2年度実績)

症例 件数
甲状腺超音波検査 639
甲状腺穿刺吸引細胞診 13

治療実績

糖尿病代謝内科の治療実績

  糖尿病 低血糖緊急症 高血糖疾患 内分泌 感染症 その他 合計
2017年 79 12 9 23 11 25 急性薬物中毒、アナフラキシーなど 159
2016年 69 14 9 12 14 18 急性薬物中毒、熱中症など 136
2015年 52 7 4 11 4 7 熱中症、続発性アミロイド―シス 85
2014年 63 17 4 13 14 18 吸収不良症候群、熱中症など 132
2013年 59 14 6 18 10 20 ネフローゼ症候群、熱中症など 149
2012年 75 10 6 14 12 11 急性薬物中毒、AMLなど 132
2011年 80 16 8 6 5 17 電解質異常、横紋筋融解症など 132
2010年 110 12 12 8 4 3 薬剤過量服用、熱中症など 149
2009年 90 6 14 6 6 10 有機リン中毒、水中毒など 132
2008年 103 14 5 9 6 10 悪性症候群、腹部アンギーナなど 147

糖尿病代謝内科では、糖尿病やそれにともなう低血糖あるいは高血糖緊急症のほかに、様々な疾患の患者さまの診療を行っております。内分泌疾患としては甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、亜急性甲状腺炎、副腎不全、アジソン病、先端肥大症、副甲状腺機能亢進症などが含まれます。また、他科入院患者さまの血糖コントロール等にも積極的に介入しており、全病棟を対象にした回診は、約30-40名/週に及びます。