乳腺センター
乳腺センターの3つの柱
一つ目の柱"乳癌検診" 。対策型乳がん検診として市町村のクーポン検診にも取り組む一方で、さらなる乳癌による予後の改善には乳がん検診普及が重要との認識から、2023年に任意型乳がん検診として自費検診コースを開始しました。
次に、乳癌診療においては高度化そして多様化しつつある乳腺標準治療への対応が必要となってきています。
そこで、二つ目の柱"乳癌の標準治療"。乳腺外科のみでなく多職種専門チームによる緊密な連携・協力した専門性の高い乳腺標準診療を実践しています。
緊密な連携・協力した専門性の高い乳腺標準診療を、今後より一層実践していきます。特に今後、乳がんによるリンパ浮腫には診療の重きをおき、少しでも乳がんによるリンパ浮腫で困っている患者さんに専門治療を提供していきたいと思います。一方で、乳がん再発を来した患者さんに対しては身体面のみならず心のケアを含めた緩和医療の充実を、これまで以上に実践していきたいと思います。
そして三つ目の柱"医療教育(乳がん診療技術の普及) "。
2018年の熊本労災病院乳腺外科標榜時から熊本県南部においては日本乳癌学会認定の乳腺専門医は当院の1人しかいません。今後の乳がん診療において乳腺診療の教育・技術の普及を行っていくことが極めて重要です。くまもとメティカルネットワーク推進事業として熊本大学乳腺内分泌外科より派遣された乳腺専門医の使命として、熊本県南地域の診療施設および乳腺診療に携わる方々との教育面でのネットワークも構築し、市民の皆様に乳がん標準診療の提供を実践していきたいと思います。
乳がん検診
熊本労災病院は早期発見にて治癒できる可能性のある乳がんに対して、乳がん検診(クーポン健診、自費健診)をおこなっています。
乳がんの標準治療
多職種専門チームによる乳腺診療
医療教育(乳がん診療技術の普及)
熊本メディカルネットワーク推進医療に基づく、熊本県南部診療機関との連携した乳腺診療の実践