お知らせ
猪股院長のミャンマーでの医療支援活動がメディアに取り上げられました。
猪股院長が、国際医療NGO ジャパンハートからの要請をうけ、田口智章福岡医療短期大学長らとともに、クーデター後のミャンマーの小児病院で小児外科手術等の医療支援を行いました。
国際医療NGOジャパンハートは、東南アジアを中心とする国内外で、小児がん手術などの無償の高度医療を含む治療を継続的に行う団体です。田口学長は、九州大学小児外科教授時代の2016年からその活動に協力し、すでにミャンマーでの生体肝移植を行うなどの実績があります。猪股院長は、コロナ禍前の2019年末までに、田口先生の求めに応じてベトナムでの肝移植手術に当院の林田移植外科部長とともに参画しており、今回は、コロナ禍明けながらなお政情が安定しないミャンマーでの医療状況の視察を兼ねて、小児外科手術を実施しました。ミャンマーでは、クーデター後、公的病院の医療人の離職が相次ぎ、診療機能が著しく低下しており、ジャパンハートが支援するミャンマー最大都市ヤンゴンの小児専門病院では、この状況下でも細々ながら継続されている小児医療を求めて、連日たくさんの子どもたちが殺到している状況です。このような中、猪股院長は、当院手術室から器具を借用して持参し、田口学長とともに、緊急性のある乳幼児小児外科疾患の手術にあたり、3-4時間の手術を2日間で計4件行いました。この機会にと、手術室には若手医師や看護師が集まり、手術を熱心に見学され、若手の育成にも一役買いました。
帰国後、猪股院長は、「今後もジャパンハートの要請に応じて、継続した支援を行っていきたい。医療活動は安全な環境で行う事ができ、また現地の医療人が少ない中、その意義も極めて大きく、かつ国内では経験できないほどの症例の集積もあり、他の医師の参加も募っていきたい」、と話していました。
なお、この活動はメディアにも取り上げられました。
■NHK「おはよう日本」2023年6月9日(金)7:00〜放送
手術中の猪俣院長(左)、田口学長
ヤンゴン小児病院小児外科病棟の風景
患者診察中の猪俣院、田口学長
ヤンゴン小児病院のスタッフと