お知らせ
新任皮膚科部長よりお知らせ
00000000000熊本県南地域にお住まいの方々と同地域の医療関係者の方々へ
初めまして。本年4月1日に熊本労災病院皮膚科部長として赴任いたしました。城野剛充(じょうのたかみつ)と申します。前任は国立病院機構熊本医療センター(旧国立熊本病院)でした。本年度から当院ご勤務4年目になります押川由佳(おしかわゆか)医師、および4月1日に私と同じく当院に赴任して参りました田中憲一郎(たなかけんいちろう)医師の3人で皮膚科診療を行って参ります。2人が赴任したばかりですので不慣れな点もあり、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
さて、新型コロナウイルス感染症が蔓延して3年目になり、皆様も普段の生活やお仕事・ご通院など今までより大変な思いが続いているかと思います。それにも関わらず前任病院ではご遠方から受診いただける患者様、ご紹介いただける医療機関様が多数ありました。とてもありがたい事かとは思っておりましたが、定期的な通院が必要な疾患である事はわかっているが新型コロナのため、遠方への受診は控えるべき、あるいは公共交通機関の使用での感染が恐いなどといった理由で定期的な受診が出来ない方が非常に多い状況が続いていました。また、4月から当院に赴任し、八代市のホームページを確認すると県南地域の中心都市である八代市の高齢者人口割合は34.9%(R4年3月)と実に3人に1人以上が高齢者という状況の様です。県南の他地域ではさらに高齢化率が高い可能性を考えると例え新型コロナが落ち着いたとしても遠方まで受診する事が困難な方も多く、さらにこれからも増加していく事が予想されます。これらの事から当科における至上命題は「県南在住の患者様の皮膚科医診療は県南で完結させる」という事に尽きると思います。そのためにも当科では少なくとも前任病院と同水準もしくはそれ以上の医療を提供していきます。もちろん、不幸にも非常に難治であったり、稀なご病気になってしまう患者様もおられると思います。その場合はより高度な医療体制の整った熊本大学病院とも緊密な連携をとっていきます。
そして県南地域の各医療機関様と綿密な連携を図りながら、疾患が落ち着いたらより自宅近くの医療機関様で同様の医療を提供いただき、何等かの問題が生じた際はいつでも当科にまたご連絡いただけるような、患者様がより確実かつ安心して皮膚科医療を受けられる環境整備を行って参りたいと考えています。関係各所の医療機関様にはご迷惑をおかけする事もあるかもしれませんが、何卒ご協力の程よろしくお願いいたします。
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