独立行政法人 労働者健康安全機構 熊本労災病院

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う内視鏡検査体制について

新型コロナウイルス感染症が急速に拡大しつつある現状を受けて、日本消化器内視鏡学会から内視鏡診療に関する提言が出されました。

新型コロナウイルスの感染経路は飛沫・接触感染が主であるとされており、内視鏡検査室など密閉された空間における、胃カメラ時の患者の咳嗽(咳やむせ込み)によって発生するエアロゾルや、大腸内視鏡検査時の患者の糞便を介しての医療従事者への感染リスクが問題視されています。

この内容に鑑みて、以下の条件に該当する方への緊急性のない消化器内視鏡検査・治療に関しては延期または中止を考慮するように述べられています。

(1)風邪の症状や37.5℃以上の発熱がある方
(2)2週間以内に新型コロナウイルスの患者やその疑いがある患者との濃厚接触歴がある方
(3)2週間以内に感染流行地域への渡航歴がある方
(4)強い倦怠感や息苦しさを訴える方

現在の日本の状況を考えますと、当院でも感染を広めるようなことが決してないように十分注意して診療にあたることは医療従事者としての責務です。

そこで当院では、内視鏡検査で来院された方全員に対して受付段階で体温チェック(検温)をさせていただくことにしました。上記(2)~(4)に該当する方、体温が37.5℃を超える方については内視鏡検査の延期をお願いさせていただきます。

来院されている患者さまのみならず、当院スタッフや社会全体の安全を確保するためのやむを得ない対応でありますので、ご理解・ご協力いただきますようお願いいたします。

上記のとおり、当院ではさまざまなリスクに備え、万全の注意を払って診療・検査を実施しています。

新型コロナウイルス感染症を疑うような自他覚所見がない方につきましては、今までとおりの診療・検査を続けておりますので、安心してご来院ください。

                                熊本労災病院 院長
                                     内視鏡室