歯科口腔外科
歯科口腔外科は令和6年10月から新しく診療をスタートします。近年、口腔内環境と全身疾 患の関連が明らかとなっており、健全な口腔衛生機能を維持することが、全身の健康に寄与することは明白な事実です。
歯科口腔外科の診療領域は抜歯に始まり、口腔がんおよび口腔腫瘍、顎口腔の嚢胞、顎変形症、顎骨骨折、顎関節症、薬剤関連顎骨壊死、口腔感染症そして唾液腺疾患など実に多岐に渡ります。また、口腔内の症状をきっかけにその背後にある疾患が判明することもありますので、細心の注意を払いながら日々診療を行なっております。私たちは、患者様一人一人の立場に寄り添って、地域に根差した安心安全な医療を提供できるように努めていきます。
原則、口腔外科疾患の治療のみを行いますので、う蝕(虫歯)、歯周病(歯槽膿漏)、義歯 (入れ歯)等の一般歯科治療に関しては行なっておりません。ご理解の程、どうか宜しくお願 い申し上げます 。
スタッフ紹介
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中元 雅史
歯科口腔外科部長
- 資格・認定
- 日本口腔外科学会認定医、臨床研修指導歯科医師
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香西 良亮
歯科口腔外科医師
診療領域
- 抜歯
- 親知らずの抜歯や過剰歯の抜歯などを行います。
ご希望に応じ、笑気吸入鎮静下や静脈内鎮静下、全身麻酔下での抜歯も対応しております。 - 顎変形症
- 矯正歯科医院と連携し、歯列矯正だけでは解決できない上下顎の被蓋関係を手術で改善を図ります。
- 口腔がん・口腔腫瘍
- 早期診断、早期治療を心掛けています。
必要に応じて、熊本大学病院と密に連携して治療にあたります。 - 薬剤関連顎骨壊死
- ビスホスホネート製剤や抗RANKL抗体製剤、血管新生阻害薬などのお薬を投与されている患者さんの一部に発症することがわかっています。
2023年にポジションペーパーが改訂され、外科的な介入の必要性が高まっています。医科の先生方と連携して治療にあたります。 - 顎口腔の嚢胞
- これらは薬剤で改善は見込めないために、手術で摘出することが必要です。
- 口腔粘膜疾患
- 口腔粘膜疾患は多彩です。中には口腔潜在的悪性疾患が含まれており、見逃さないことが重要です。
悪性疾患が疑われる場合には生検を行い、早期に診断をつけることを心掛けています。 - 顎顔面外傷
- 交通外傷や転倒による顎骨骨折や歯の脱臼などに対しての治療を行います。
- 顎関節症
- 薬物療法や理学療法、スプリント(マウスピース)療法、顎関節洗浄などを行い、症状の改善を図ります。
- 顎口腔の炎症
- 歯性感染症や真菌感染、ウイルス感染などがあります。
放っておくと、命に関わる程に重篤化することがありますので、早期に治療を開始する必要があります。 - 唾液腺疾患
- 唾液腺腫瘍や唾石などがあります。また、シェーグレン症候群の診断に必要な検査などを行います。
外来案内
令和6年9月2日(月) 8時15分より予約受付開始
(当面は医療機関からの紹介のみとさせていただきます)
診療日時 | 要予約 月曜~金曜 (受付時間) 8:15~11:00 |
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一般的な歯科治療は行っておりませんので、ご了承ください。