腎臓内科外来
腎機能はいったん低下すると元に戻すことは基本的にできません。そして、ほかの臓器と同様に年齢とともに徐々に機能は低下します。
そのような背景から近年慢性腎臓病という病気の重要性が高まっています。
生まれた時の腎機能を100%とすると人が死ぬときにはおよそ60~70%前後まで低下しています。
特に糖尿病や高血圧などの生活習慣病を長期間放置するとさらに腎機能は低下します。そして、最終的に10%前後まで腎機能が低下してくると、身体がきつくなってきます。
このように腎機能はいったん低下すると元に戻すことはできませんが、最近では低下する速度を緩やかにすることができる薬が使えるようになりました。
腎保護作用が期待できるお薬はいくつも種類があり、糖尿病で腎機能が低下した方用の薬、高血圧で腎機能が低下した方用の薬、尿蛋白がでているかどうかなどそれぞれの患者さんに合わせてお薬を選ぶ必要があります。
腎臓内科専門医として、今まで治療できなかった慢性腎臓病に治療介入をすることで少しでも腎機能の低下する速度を和らげるお手伝いができればと考えています。当院では大学病院や近隣医療機関と連携を行いながら診療を行います。健診で腎臓が悪いと言われた方や、高血圧や糖尿病の治療中の方は是非腎臓内科の受診をご検討ください。
スタッフ紹介
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梅本 周朗
腎臓内科医師(非常勤)
大手町腎・高血圧クリニック 院長