熊本労災病院

心臓血管センター

 高齢化と食生活の欧米化に伴う循環器疾患の増加に対処するため心臓血管センターを設置しております。

 24時間体制での急患対応と診断、内科的・外科的手術、看護、リハビリを専門的にかつ円滑に行うことが可能になっております。

 令和4年度より心臓リハビリテーションのさらなる充実を図るため、外来および病棟に心不全療養指導士の資格を有する専任看護師1名を配置することが実現いたしました。これまで以上に外来および入院患者の心臓リハビリを積極的に行い、虚血性心疾患や心不全、下肢閉塞性動脈硬化症などを有する患者様のADL(日常生活動作)ならびにQOL(生活の質)の向上に寄与できるよう努めていきます。

外来心臓リハビリテーション

日時 平日 10:00~15:00
実施場所 回復訓練棟内 理学療法室

 心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)とは、心臓病の患者さまが、体力を回復し自信を取り戻し、快適な家庭生活や社会生活に復帰するとともに、再発や再入院を防止することをめざしておこなう総合的活動プログラムのことです。内容として、有酸素運動やレジスタンストレーニング(運動負荷トレーニング)などの運動療法と生活指導などを実施しています。

運動療法内容

  1. 主治医が診察したのち、当日の心臓リハビリテーション実施の可否を判断します。
  2. 運動する前は、再度、専門の理学療法士と看護師が血圧や脈拍、酸素測定、心電図などの確認(バイタルチェック)を実施します。
  3. 状態把握を含めて、準備体操を兼ねたウォーミングアップを実施します。
  4. レジスタンストレーニング(運動負荷トレーニング)を実施します。

    *サイクリングマシンに乗車し、有酸素運動を実施します。

    *視認性の良い、特大モニターで状態のチェックを継続的に実施します。

    *サイクリングマシンへの乗車が難しい方や、体力不足の方は、背もたれ付きのサイクリングマシンも準備しております。
    *サイクリングマシンが難しい方は代用の他の運動も実施しております。

  5. 整理体操を兼ねたクールダウンを実施します。
お問い合わせ先

外来 循環器内科窓口(内線317)