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サポート部門

中央検査部

 私達中央検査部の業務は大きく分けて検体検査と生理学的検査の二つに分ける事ができます。
臨床検査とは、書いて字の如く、病床に臨んだ患者様に対して、その病気の診断や治療方法の決定、またその後の経過についての見通し資料とするために、患者様からの血液、尿、穿刺液、分泌物、組織の一部などを採取して調べたり、また患者様に直接機器を当て検査する心電図、超音波、脳波等を言います。中央検査部では各医療技術の専門技師によって、以上のような数多くの検査を行っており、さらに中央検査部における機能、効率、専門性など時代に即応できる中央検査部を常に目指し救急医療支援のため24時間体制をとっています。
また、医療者のために下記の研修施設に認定されています。
  • 認定臨床微生物検査技師制度 研修施設 第201202号
  • 日本病理学会研修認定施設 第7040号
  • 日本臨床細胞学会施設認定 第0828号
それでは各部門の主な業務内容を紹介します。

お知らせ

採血部門

診察券による採血と採尿の自動受付を行っています。 TechnoMedica BC・ROBO-787により、現在市販されているほとんどの真空採血管・尿スピッツ管に対応し、ラベリングされた採血管・採血指示書・手貼りラベルが、1患者さまごとに確実にトレイにセットされているかを、トレイ収納時に瞬時に照合し、ラベル添付済みの採血管、見やすい採血指示書・手貼りラベルなど、採血情報を1トレイにまとめて発行するオールインワン型で取り違い防止を強化し、採血後の検体受付や搬送を安心・確実・スピーディーに行います。
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生化学検査部門

 臨床検査データは、疾病の診断、治療、経過観察、予防などに活用され科学的な根拠に基づく医療が行われています。
当院検査部は、測定値の正確さと精密さが保証されたデータを迅速に提供する事に日々努めています。
 当院検査部では、平成19年度より社団法人日本臨床検査技師会の主導によりスタートさせた日臨技臨床検査データ標準化事業へ基幹施設として参加しています。
(熊本県基幹施設は5施設)
事業内容:全国47都道府県技師会が参加し全国に分布する170余りの基幹施設を中心に3000施設を超す検査室が参加し血中32成分を対象に臨床検査データ標準化を実現する活動を行っています。
臨地実習教育施設証明書精度保証施設認定書
生化学部門使用機器
生化学分析器: 東芝 TBAc16000・TBAc8000
免疫測定機器: アーキテクトi2000SR・アーキテクトi1000SR
(化学発光免疫測定法による免疫血清検査)
シスメックス 全自動免疫測定装置 HISCL-5000
1本の採血管で生化学検査と免疫検査が連続的に測定できるので、患者さんの負担を軽減します。
化学発光免疫測定法による免疫血清検査です。
HbA1c: 東ソー 自動グリコヘモグロビン分析計 HLC-723G9
45秒/検体の高速測定、HPLC法による高精度測定、国際標準化対応です。
血 糖: A&T グルコース分析装置 GA09
GOD固定化酵素酸素電極、微量測定、高速処理です。
HLC-723G9とGA09のブリッジ接続により1本の採血管で血糖検査とHbA1c検査が連続的に測定できるので、患者さまの負担を軽減します。
感染症 腫瘍マーカー 甲状腺 TDM
HBs抗原
HBs抗体
HCV抗体
HTLV
HIVAg/Ab
AFP
CEA
CA19-9
CA125
CA15-3
PSA
SCC
TSH
フリーT3
フリーT4
テオフィリン
バンコマイシン
フェニトイン
フェノバルビタール
ジゴキシン
バルプロ酸
カルバマゼピン
アルベカシン
婦人科ホルモン 心筋マーカー 代 謝  
エストラジオール
βーhCG
トロポニンI
BNP
フェリチン
インスリン
 
【生化学分析器】 【血糖・HbA1c】 【血液ガス分析装置】
東芝 TBAc16000 グリコヘモグロビン分析装計HLC-G9
グルコース分析装置GA09
ラジオメーター
ABL800 FLEXシステム
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血液一般検査部門

シスメックス 多項目自動血球分析装置 XE-5000 と塗抹標本作製装置 SP-1000i により、検査をスピーディーに行います。
シスメックス 全自動血球凝固測定装置 CS-2500 により凝固項目から凝固線溶系分子マーカーの信頼性が高いデータを迅速・安全に行います。

血沈検査:Quick Eye SESR-2001
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一般検査部門

シーメンス クリニテックアトラス XLにより尿検査をスピーディーに行います。 シスメックス 全自動尿中有形成分分析装置 UF-1000iにより半導体レーザを用いたフローサイトメトリー(FCM)法にて、尿中有形成分を分析します。
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生理機能検査部門

生理機能検査の特徴
  • 種々の臨床検査機器を用いて、臨床診断に必要な情報を、患者様から直接検査する部門です。
  • 生理検査室では、専門のトレーニングを受けたソノグラファーが、検査を担当しています。
  • 生理検査、超音波検査の報告書・画像はPCにて保存管理しています。過去の画像も各科の端末で参照できます。
  • ほとんどの検査が、予約なしで当日検査できます。
主な検査項目
  • 心電図検査【安静時・運動負荷・長時間記録(ホルター)】
  • 超音波検査【心臓・下肢上肢動脈・下肢上肢静脈・腎動脈・頸部血管・乳腺・甲状腺・腹部・表在】
  • 肺機能検査【肺活量・拡散能・気道可逆性試験・一酸化窒素】
  • 脳波検査
  • 血圧脈波検査(ABI)・皮膚灌流圧測定(SPP)
  • 睡眠時無呼吸検査(完全予約)
心臓・血管超音波検査について
超音波検査機器の精度は飛躍的に進歩しており、おおくの診断・治療に貢献しています。
超音波検査は、プローブをあてるだけで画像が得られ、検査に伴う苦痛が少ない、非侵襲性の検査です。
心臓・血管の超音波検査は食事制限なしで検査でき、来院された当日に予約なしで全部の検査を行っています。
血管系検査
血圧脈波
両手・両足の血圧及び、心電図・心音図を同時に測定します。
下肢動脈・上肢動脈の詰まりがABI値、血管の硬さが血管年齢として出ます。
ABI値の低下は閉塞性動脈硬化症の指標となり、血管年齢は動脈硬化の指標となります。
どちらも早期発見・早期治療が望ましいとされています。
皮膚灌流圧測定
皮膚灌流圧測定(SPP)は皮膚表面の血行動態の目安です。
SPP検査では皮膚に傷がある場合に傷が治りやすいかを血流の面から判断します。
腕を測る血圧測定よりもカフの圧迫は弱いので、一般的に強くありませんが、足の状態によっては痛む場合があります。
心電図
安静時心電図
すべての診療科で行われる検査で、特に循環器において必須の検査です。
不整脈・心肥大・心筋梗塞などがわかります。
負荷心電図(マスター心電図)
安静時心電図を取った後、規定の階段を一定の回数昇降運動をしていただき、運動前と後の心電図変化を見る検査です。
運動時に異常がでる狭心症・運動時に頻度が増える不整脈などがわかります。
ホルター心電図
日常生活中の心電図を長時間(約一日)にわたって記録・再生し、観察する検査法です。
したがって検査翌日に再び来院していただきます。
普段の行動の中で心電図がどのように変化するか、何らかの症状(動悸・めまい・胸痛など)がある時の心電図が症状のない時の心電図に比べてどのように違うかなど調べます。
検査中は入浴・シャワー等はできません。
血圧ホルター心電図
ホルター心電図の機能と、長時間(約一日)にわたって血圧も自動測定し、記録する2つの機能をもった検査です。
頻回に血圧を測定する為、患者様には少し苦痛を与える検査です。
高血圧の方などに行います。
トレッドミル心電図
トレッドミル心電図検査とは、心電計と血圧計を体につけて、自動式のベルトの上を走る検査です。
心臓に負担をかけることにより心電図がどのように変化するかを調べる検査です。
検査中は、医師が心電図・血圧を監視します。狭心症・不整脈などがよくわかります。
その他の検査
肺機能検査
肺の機能(肺活量・1秒量など)をみる検査です。
肺気腫や喘息などの肺疾患の診断・全身麻酔手術の術前検査に必要な検査です。
肺疾患のある患者様には少々きつい検査です。
また喘息等で気管支に炎症がおこると呼気一酸化窒素濃度(FeNO)が上昇します。
この一酸化窒素を測定することは気管支喘息に有用な検査です。
脳波検査
頭に等間隔に電極をつけて、大脳から出る微弱な電気信号を記録することにより、MRやCTではわからない大脳の神経的な情報を得る検査です。
てんかんや意識障害などがわかります。
小さなお子さんも行う検査ですがその場合お薬で眠っていただいて検査することもあります。
睡眠時無呼吸検査
いびきや呼吸の停止を指摘されたら受診をするようにしましょう。
問診などで睡眠時無呼吸症候群の疑いがあると判断された場合は、診断装置を用いた検査に進みます。
無呼吸は夜発生するため、その状態をしっかり測定するために通常は夜間に入院検査で行います。この検査は予約が必要です。
無線ユニットにより従来よりも自由な行動が可能になりました。
測定機器
心電図検査:フクダ電子・FCP-7541、日本光電・ECG-1500
ホルター心電図検査:フクダ電子・SCM-8000
トレッドミル心電図検査:フクダ電子・ML-9000
肺機能検査:フクダ電子・FUDAC-77、チェスト・ナイオックス VERO
心・血管超音波検査:日立アロカメディカル・プロサウンド F75、GEヘルスケア・ジャパン・Vivid 7
脳波検査:日本光電・ニューロファックスEEG-1214
ABI検査:フクダ電子・バセラVS-1800A
皮膚灌流圧測定:カネカ・PAD-3000
睡眠時無呼吸検査:フクダ電子・ソムノスクリーンBT-plus
腹部超音波検査
X線やCTと違い、放射線を使用しませんので被曝も無く安全な検査です。
主に、肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓・大血管・消化管を観察しています。
超音波検査士の認定を持った技師が、消化器や放射線科等の医師と連携して検査を行っていますので、安心して検査をお受け下さい。
当院では造影エコー検査にも対応していますので、ご質問があれば何なりとご相談下さい。
他にも、乳腺・甲状腺・表在エコー検査も行っています。
乳腺に関しては原則女性技師で対応いたします。
聴力検査
当院では、以下の検査を行っています。車椅子でもそのまま入室できます。
・簡易聴力検査 ・標準純音聴力検査 ・標準語音聴力検査 ・耳鳴検査 
・ティンパノメトリー ・耳小骨筋反射(SR)検査 ・自記オージオメトリー  
・SISI検査(内耳機能検査) ・聴性脳幹反応検査(ABR)
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輸血管理

 安全な輸血が行われるよう、輸血関連の検査と輸血用製剤の管理業務を一括し、24時間体制で対応しています。
輸血に関する検査:オーソ® オートビュー® (Innova)
 ABO血液型検査・不規則抗体スクリーニング検査を全自動輸血検査装置で行い、結果は入力ミスを防ぐためオンラインにて輸血システムに送信されます。
ガラスビーズカラム凝集法(CAT法:Agglutination Technology)と呼ばれる技術に基づくもので、カラム内には直径80~100μmの均一な微粒子状のガラスビーズと試薬が予め充填されています。このガラスビーズがフィルターの役目を果たし、血液型を判定したり、不規則抗体の検出を行ったりします。BioVue システムの導入により、操作・判定における個人差や施設間差、ヒューマンエラーが減少し、判定結果の標準化と効率化が期待され、非専任技師を含む夜間検査体制確立など、輸血医療の総合的な安全性の向上を実現しています。
血液製剤の管理
 輸血製剤の品質を厳重に保つために自動温度記録計付きの専用保冷庫にて厳重に管理しています。
自己血の保管・管理
 あらかじめ自分の血液を採血して貯めておき、手術の時に使用することができます。
採血された血液は専用保冷庫にて保管・管理しています。
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細菌検査部門

 当院では、日本臨床微生物学会から認定された認定臨床微生物検査技師、感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT)を中心とし、喀痰、尿、便など一般培養検査をはじめ、2013年よりバーサトレックシステムを用いて血液培養を行っております。本機は、ボトルヘッドスペースのガス圧の変化を測定する装置です。細菌が増殖する際の最終代謝産物であるCO2、H2、N2と、すべての細菌の対数増殖期の直前では培地中のO2が消費されます。本装置は細菌の発育に伴うあらゆるガス圧の変化を検知することが可能で、あらゆる代謝系の細菌に対応します。従って、従来の機器では検出が難しかったCO2産生の弱い細菌も検出可能です。また、本機の培養ボトルは、規定採血量が0.1mlから認可されているため、採血の難しい乳幼児においても嫌気・好気ボトルでの血液培養が可能です。
 迅速検査として、以下の検査を24時間体制で行っており、30分以内に結果報告可能です。

迅速検査として、以下の検査を24時間体制で行っており、30以内に結果報告可能です。

検査項目 メーカー名
インフルエンザウイルス 株式会社 タウンズ
アデノウイルス 株式会社 タウンズ
RSウイルス 株式会社 タウンズ
A群溶連菌 株式会社 タウンズ
肺炎球菌尿中抗原 栄研化学株式会社
レジオネラ尿中抗原 栄研化学株式会社
 その他としては、C.difficile ToxinA/B検査、ロタウイルス抗原検査、ベロ毒素検査、ノロウイルス抗原検査を実施しています。さらに、遺伝子増幅法検査であるLAMP法を導入し、M.tuberclosis complex(結核菌群)抗原およびM.pneumoniae(マイコプラズマ)抗原検査を実施しています。LAMP法は最短で2時間以内に結果報告しています。その他に関しては、時間外は担当者の呼び出しによる24時間体制をとっています。
 抗酸菌培養では、迅速発育を目的とし液体培養を行い、偽陰性軽減のため、従来の固形培地での培養も併用しています。  陽性検体は1カ月以内の結果報告を目標として検査しています。 迅速性が求められる塗抹検査(チール・ネルゼン染色/蛍光染色)は検体到着から1時間以内の報告を行っています。
 院内感染対策チーム(ICT)のメンバーとしても院内での感染症動向を調査し院内感染防止対策にも努めています。その一環とし、近年問題となっている薬剤耐性菌などにおける遺伝子検査を導入し、PCR法による病原大腸菌の遺伝子や病原遺伝子や、ESBL産生菌などの薬剤耐性遺伝子を正確・迅速に同定し、感染制御に活かしています。

認定臨床微生物検査技師制度 研修施設 第201202号

(写真1) (写真2) (写真3)
(写真1) (写真2) (写真3)
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病理検査部門

 病理専門医2名のもと、臨床検査技師4名(内 細胞検査士4名)で、病理組織標本作製、術中迅速標本作製、病理解剖介助などの業務を行っています。
また、地域連携病院からの病理標本作製や術中迅速標本作製、免疫染色等も行っています。
診断に必要なHE染色の他、ER、PgR、HER2(IHC)などを含む免疫染色や特殊染色を行い、病理診断をサポートしています。
2012年4月、全自動免疫染色装置導入に伴い、迅速かつ質の高い染色ができるようになっています。
 術中迅速細胞診断や、気管支内視鏡検査、乳線、甲状腺耳下腺穿刺、CTガイド下肺穿刺、透視下膵胆管擦過超音波内視鏡下穿刺吸引など、ベッドサイドでの検体採取に立ち会い、的確な細胞診標本作製ができるようにしています。
なお、2010年11月電子カルテ導入により、診断結果と共に細胞画像が参照できるようになり、患者説明等に利用されています。

日本病理学会研修認定施設 第7040号
日本臨床細胞学会施設認定 第0828号

詳細は、病理診断科をご覧ください

― 全自動免疫染色装置 ―
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