熊本労災病院

糖尿病・代謝内科

 現在、我が国の糖尿病患者数は1,000万人以上と考えられ、予備軍も合わせると2,000万人超と言われています。40歳以上では実に3人に1人が耐糖能障害を持つ計算になります。糖尿病や脂質異常症、高血圧症といった病気は、自覚症状をあまり認めないために放置されることが多い疾患であり、そのためこれらの疾患により心筋梗塞や脳卒中といった重篤な疾患を発症する方が後を絶たないのが現状です。

 糖尿病・代謝内科では、このようにますます増加している糖尿病をはじめとした生活習慣病の診断・治療・教育を中心に、甲状腺疾患(橋本病やバセドウ病などの甲状腺機能異常や甲状腺腫瘍)などの内分泌疾患、電解質異常などの診断・治療を行っています。また、他科入院代謝・内分泌疾患の診療も行っており、対象患者さまは概ね40〜50名/日に上ります。さらに、栄養サポートチームの一員としての栄養管理も全病棟を対象に実施しています。

スタッフ紹介

  • 金子 健吾

    糖尿病・代謝内科部長

    金子健吾
    糖尿病・代謝内科部長 金子健吾
    資格・認定
    日本糖尿病学会 専門医・研修指導医、日本内科学会 認定内科医、難病指定医、緩和ケア研修修了、臨床研修指導医講習会修了
  • 岩下 晋輔

    第二糖尿病・代謝内科部長

    岩下晋輔
    第二糖尿病・代謝内科部長 岩下晋輔
    資格・認定
    日本糖尿病学会 専門医・研修指導医、日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医、難病指定医、緩和ケア研修修了、臨床研修指導医講習会修了
  • 吉田 知史

    糖尿病・代謝内科医師

    吉田知史
    糖尿病・代謝内科医師 吉田知史
  • 今井 佑衣子

    糖尿病・代謝内科医師

    今井佑衣子
    糖尿病・代謝内科医師 今井佑衣子
    資格・認定
    日本糖尿病学会 専門医、緩和ケア研修修了
  • 櫻井 希美

    糖尿病専門医(非常勤)

    櫻井希美
    糖尿病専門医(非常勤) 櫻井希美
    資格・認定
    日本内科学会 認定内科医、緩和ケア研修修了、産業医

診療実績(令和4年度)

入院患者数 新患者数 171人
延患者数 3,141人(8.6人/日)
外来患者数 新患者数 703人
延患者数 7,491人(30.8人/日)

検査実績

甲状腺超音波検査 405件
甲状腺穿刺吸引細胞診 39件

治療実績(令和4年度)

糖尿病代謝内科の治療実績
糖尿病代謝内科では、糖尿病やそれにともなう低血糖あるいは高血糖緊急症のほかに、様々な疾患の患者さまの診療を行っております。内分泌疾患としては甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、亜急性甲状腺炎、副腎不全、アジソン病、先端肥大症、副甲状腺機能亢進症などが含まれます。また、他科入院患者さまの血糖コントロール等にも積極的に介入しており、全病棟を対象にした回診は、約30-40名/週に及びます。

治療の一例

CGMを積極的に導入

フリースタイルリブレ®︎(Abbott社)