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専門外来

アレルギー外来

診療科紹介

 平成29年4月より呼吸器内科の出口秀治が国立病院機構 福岡病院でのアレルギー研修を終え、赴任しました。
 外来診療は水曜日です。受付は13時30分から15時30分までとなっております。予約は必要ありませんので、お気軽にご相談ください。
※中学生までの小児の患者様におきましては、発熱時などの対応ができませんのでかかりつけの小児科をもっていただきますようお願いします。

診療の内容

 それぞれのアレルギー疾患で必要な問診、検査が異なります。例えば、気管支喘息では典型的な夜間・運動時・感冒時の咳や喘鳴がないかを問診させていただき、聴診や肺機能検査での気管支の状態の把握、血液検査での抗体の測定などが必要です。もちろん、個々の患者様によって必要な検査項目は異なりますし、好まない検査もあるかと思いますので、相談させていただきながら計画をたてます。
 食物アレルギーに関しましては、実際に食べる、「食物負荷試験」を必要とすることが最終的には多いです。小児(乳児〜中学生)は当院小児科外来と連携して、成人(高校生〜)は1泊2日の入院で行っております。血液検査だけでの診断は信頼性が高くないことから、食物アレルギーの診断には「食物負荷試験」が標準的な検査となっています。実際に診断に至ったインゲンアレルギーの患者様の診断までを示します(図1)。

検査の例

  • 気管支喘息:肺機能検査、(血液検査)
  • 食物アレルギー:血液検査、プリックテスト(皮膚テスト)、食物負荷試験
  • アトピー性皮膚炎:(血液検査)

治療の例

  • 気管支喘息:吸入薬(吸入の説明)、内服薬、貼付薬
  • 食物アレルギー:症状が出現した際の内服薬、重症では自己注射
            薬食べることができる量の摂取指導
  • アトピー性皮膚炎:軟膏(塗り方も大事です!)、内服薬
  なお、化学物質過敏症の診断はできませんので、ご了承ください。

アレルギー疾患とは

 アレルギーとは本来無害なダニや花粉、食物を外敵と認識し、それを駆除しようとする身体の反応です。例えば鼻に花粉が入ってくると洗い流そうと鼻汁を出し、くしゃみで外に追い出そうとします。このような身体の防御反応が過剰に起こり、不快な症状を引き起こし、時には生命を脅かします。アレルギー疾患には気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどがあります。それぞれの疾患は単独で発症することもありますが、複数のアレルギー疾患が合併し、相互に悪影響を及ぼすこともあります。最近話題になっているのは乳児期のアトピー性皮膚炎と食物アレルギーの関係です。食物アレルギーをよくするには皮膚の状態をよくすることも重要とされています(皮膚と食物アレルギーの関係の例→図2)。成人では食物アレルギーと花粉症が関連していることがあります(図3)。年齢やアレルギー疾患の枠組みを超えたアレルギー診療を目指しています。

終わりに

 増え続けるアレルギー患者数に対して、平成26年6月20日にアレルギー対策基本法が成立しました。今後、国を挙げてアレルギー疾患に対する医療体制が整備されてくることが期待されます。
 アレルギー疾患は日常生活と大きな関連があります。診察室での説明だけではお薬の使い方や生活上の注意点、調理の仕方など十分にお伝えすることができません。そこで、アレルギー外来主催の勉強会を定期的に開催します。ご都合がつかず、勉強会にお越しいただけなかった方のためには、病院ホームページ上で後日、視聴できる体制もとり、一人でも多くのアレルギー疾患に悩んでいる方、またケアをされる方のお役に立てればと思います。
 正しい診断・適切なケアをモットーに診療して参りますので、宜しくお願いします。

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お知らせ

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